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株式会社アークミールの
買収に至るまで...
2030年までのグループ売上1000億円達成に向けて、安楽亭はM&Aを積極的に推進している。2020年3月には「ステーキのどん」「フォルクス」を全国展開している株式会社アークミール(以下、「アークミール」という)を買収。
積極的に安楽亭がM&Aを行う目的は、中核事業の拡大とグループ全体のサプライチェーンの強化である。あらゆる事業会社のデューデリジェンスを進めていくにあたり、店舗展開・拡大や業態開発に寄与できるか否かを一つの軸として設けた。今回のアークミールのM&Aは2019年夏頃から検討していた。
アークミールは多くのステークホルダーに親しまれ、歴史があり、全国に店舗展開している企業であった。ステーキ・しゃぶしゃぶ・ハンバーグなど「肉」をメインで扱っている。また、店舗の立地条件もロードサイド店舗が多く、安楽亭と似ている点が多くあることからシナジー効果を生み出しやすいのではないかと考え、このプロジェクトを推し進めていた。
現場主義を徹底している安楽亭は、「サービス力」「商品力」「地域社会との関係性」等を直に知るため、M&A推進室が中心となり全国にあるすべてのアークミールの店舗を訪問した。経営層含め各部署がお客様の生の声を聞き顧客体験をすることで、客観的に新たな改善点が見え、安楽亭とリンクしていける点が浮き彫りとなった。
2020年3月に完全統合した今、アークミール本社は安楽亭本社と同じフロアにある。
安楽亭グループとして、今後もM&Aを一つの軸として事業拡大を目指していく。
最後に、これからの安楽亭のM&AについてM&A推進室の担当者より。
「当社のビジョンを具現化していくにあたり、国内外の店舗拡大はこれからも行っていきたいと考えております。それだけではなく、当社のサプライチェーンまわりの強化として、IT企業や物流企業のM&Aも検討しております。今回のM&Aでは安楽亭グループとして多角的に経営していく強い意志とビションを実現させる熱量を感じることができました。企業価値向上のため、引き続き推進して参ります。これから更なるアップデートをし、変革を遂げる安楽亭を楽しみにしてください。」


